レッスンカリキュラム③
●ツェルニー30番練習曲・40番練習曲について
指をできるだけ速く動かすことを目標として作られたエチュードです。これには脱力のトレーニングが不可欠です。一つに脱力のトレーニングとは言っても脱力を身に着けることは極めて難しいといえるでしょう。詳しいことはこの場では省きますが、腕を回しながら弾くことからスタートしたいと考えます。ハノン等のやさしい教材を使ってのトレーニングとなることでしょう。
●バッハインベンション
楽曲分析等を含め(テーマがどのように出てくるか・何長短で出てくるか)、よく聴くことが必要です。心の耳でよく聴くことこそこれらの楽曲には必要不可欠なのでしょう。まず、2声を聴けずして3声はまず聴けないと考えます。それに片手ずつの練習を徹底して行いたいと考えます。片手ずつの暗譜を視野に入れたいと思います。ここまでくれば、堂々と特技はピアノと名乗れるのではないでしょうか。
●ソナチネアルバムについて
ハイドン・モーツアルト・ベートーベン・クレメンティ・クーラウの古典派の巨匠たちを集めた曲集です。まずはクレメンティ・クーラウのソナチネアルバムから一曲を抜粋し、弾いてみることをお勧めします。それから、ハイドン・モーツアルトのソナタから抜粋後、最後にベートーベンを弾くことをお勧めしたいと思います。ベートーベンは古典派とロマン派に属している作曲家でもあり一種独特でもあるからです。ソナチネアルバムはバッハの活躍したころとは違い、声部と声部が重なりあってできている音楽とは違い、右手がメロディー・左手が伴奏であることがほとんどであります。(バッハの方が古く日本でいうところの江戸時代なのです。ちょうど、吉宗の時代にあたります。ハイドン・モーツアルトが活躍した時代は江戸時代後期です。ちょうど、水野忠邦のちょっと前にあたります。)バッハは多声音楽にあたり、横の流れが重要であるのに対し、ハイドン・モーツアルトは縦の和声が重要です。
●ピアノ経験者のレッスンについて
経験者についてはケースバイケースになります。どの程度譜読みができるかなどを含めて、体験レッスンの方を行いたいと考えます。足りないところを補う観点でレッスンを実施しようかと思います。憧れの曲を一曲チョイスして頂いて
その曲を人前で披露するのもありです。お好きなジャンル等をふくめまして体験レッスンのお声がけをお願いします。
●大人の未経験者のピアノレッスンについて
ピアノドリームを使ってのピアノレッスンとなります。音楽経験に富んだ方であれば(譜読みに時間がかからない方)弾いてみたい曲をチョイスして頂き、プラスアルファでレッスンが可能です。いずれにしても、まずは体験レッスンの方を申し込んで下さい。