タイトル通り、ショパンは交響曲もオペラも一曲も書いていない。ラベルとは違い、ショパンはオーケストレーションがあまり得意な方ではなかったようである。ショパンとリストはピアノの可能性は最大限に高めた作曲家であると私は思う。ショパンの作品の中でもっとも作品数が多いのはマズルカである。その数は60曲と一番多い。ポーランドの農民の踊りで、ポロネーズが貴族の踊りに対し(ポロネーズは20曲程度)踊ってみないと良さはわからないであろう。ショパンは幼い時に農民の踊りに触れ合いそのことによって遠い異国のパリで思い出しながら作曲したにちがいない。