5歳児のピアノ教則本について
ピアノドリームは全部で6巻ありますが、フレーズが短くて上手にならないので三巻までとさせて頂きます。
これ以降はバイエル下巻を使用します。上巻はト音記号のみしか出てきません。へ音記号は楽譜における音符の位置が違います。これらを読みこなすことが「お母さんからの独立の第一歩」と考えます。
フレーズが長いということはそれだけ難易度が上がったということです。バイエルの基本的なパターンは左手が伴奏右手がメロディーというパターンです。絶対音感コースはバイエル下巻の後半に出てくるスケールはやりません。
これには理由があって、相対音感に引っ張られるためです。いち早く次の教材を購入して頂くことになります。
ソルフェージュコースは抜粋してレッスンをやります。バイエル下巻は非常に欠点の多い教則本です。
その中の一つにどんなに真面目に取り組んでも、全部弾き終えるのに最低三年はかかるといったことが挙げられること思います。
その間にレッスンがマンネリ化してしまいます。
そのため、全部は弾かず抜粋してレッスンを行います。
この時期のお子さんの特徴として挙げられることは、大分手が掛からなくなったと思われるお母さんが多いことでしょう。多少なりともお話が聞けて楽に感じる機会も増えてきたのではないでしょうか?でも、まだまだ、親の言いなりであります。自分で決めることはできません。
最終的に個人差はありますが、「お母さんからの卒業」は小学五年生くらいだと思われます。
一日でも速いお母さんからの独立を目指して計画的に一人一人に応じたレッスンを展開していきましょう。
この教則本は「アラベスク」「貴婦人の乗馬」など、Youtubeにも動画でアップされていて聞いたことがある方もいることでしょう。ここまでくれば取りあえずは初級編は卒業とみなしてよいでしょう。バイエル下巻の100番以降の作品と比較してもブルグミュラー前半の作品のほうがやさしいことがいえると思います。ブルグミュラー25の練習曲はバイエルの作品の応用なので基本的には、抜粋はしないで全部の作品を弾き切るつもりでレッスンに臨んでください。
これ以降の教則本について
「ツェルニー30番練習曲」
「ソナチネアルバム1」*随時アップしていきます。お楽しみに。
「バッハ インベンション(2声)」